この日はケベックシティ市からトロント市への移動日だ。11時20分に飛行機に乗る。飛行機に乗り遅れると、切符を買うのに十分なお金がないので、日本に帰れなくなる。この日の天気は、朝8時から小雨の予報だったので、その前に歩いて空港に到着するべく、心の準備を進めていたが、夜になって雨の予報は消えたので良かった。夜は良く眠れずに12時頃から、1時間ごとに目が覚めた。朝4時15分に起床した。
朝食をとって6時20分に出発した。真っ暗だ。ただ道路は空港まで街灯の下を歩いたので、懐中電灯は不要だった。日の出の頃の7時20分に空港に到着した。この日は曇りだったが、前日よりもだいぶ暖かな朝だった。空港に着くと、荷物預かり所の受け付けがいたので、さっそく自転車を受け取った。
eチケットの端末で航空券を受け取ろうと思ったら、自転車持ち込みの超過料金を取られるのだが、クレジット支払い以外は出来ずに、システムが途中で停止してしまい、航空券が受け取れない。さっそくクレジットカード紛失の弊害が出てきた。仕方がないので、機内荷物預かりの列に並んで、どうするか聞いてみたら、そこでeチケット予約番号を伝えて、現金を払ったら航空券がいただけた。

機内に預けた荷物は、そのまま成田に行くものと思っていたら、乗継便が翌日なので、トロントで荷物を受け取り、翌日に飛行機に乗る時に、また機内預入手続きが必要なのだそうだ。航空会社のルールなので、従うしかない。自転車持ち込みの超過料金はケベックシティとトロントの間で50ドルだ。マニュアルによるとトロントと成田の間では100ドルが必要だ。またトロントでの荷物一時預かり所の支払いも必要になった。最近は毎晩、お金の残額チェックを行って、お金が尽きないか調べている。
飛行機に乗る前に手荷物検査と金属探知機による身体検査があるので、バンドを外してゲートをくぐる。入国時に穿いていたズボンの胴回りは10cm位余ってしまって、ずれ落ちるので、中に短パンを穿いていた。カナダは体重計が無くて測れなかったが、帰国時には10kg減量していた。退職後に減量して、過去30年で最低レベルになっていたので、これ以上は難しいと思っていたが、あっさりと20代の体重に戻ってしまった。
飛行機はとても小さくて、1列に4人掛けだった。無事にトロントに到着した(13時25分)。荷物をピックアップした。オーバーサイズの自転車は別の所に出てきて、これもピックアップした。自転車を荷物一時預かり所に持って行き、翌日まで預かっていただいた。ここは2日間で9ドルちょっとだった。
トロント空港からダウンタウンまでは、タクシーは50ドルかかるので、空港エクスプレスバスを使った。約24ドルだった。バスのルートとダウンタウンの停留所を書いた地図をいただいたが、ダウンタウンに行く時には、どうもルート通りに走っていないようだ。停留所のアナウンスを良く聞いていないと、降りはぐれる。最後まで私の降りる停留所のアナウンスが無くて、一人だけ残った。「バスターミナルには止まりますよね」と聞いてみたら、ダウンタウンに向かう時には、工事中で停車が難しいようで、再循環して、スタート後の次のバス停で止まった。

バス停から15分歩いて、16時15分にホテルに到着した。ホテルはダウンタウンの中心街にあるにも関わらず、朝食付きで50ドルと、とても格安だった。B&Bという感じではなく、普通の家だ。ホテル名の表示もなく、通り名と番地を確認して、間違いなさそうなので、ブザーを押して、出てきた女の子に、「ホテルですよね」と恐る恐る尋ねると、「ハイ、そうです。」の返事が返ってきて、一度に安心した。
ビクトリアでもそうだったが、こういう所が多く、夜遅くなると、家に書いた番地も見えなくなって、ホテルを探すのがとてもたいへんになる。民家1軒1軒に夜遅くコンコンと叩いて、聞いて歩く訳にもいかないからだ。

この日は近くのロイヤル・オンタリオ博物館を見に行きたかったが、荷物のピックアップで遅くなってしまい、チャンスを失った。カナダ最大規模のコレクションを誇る博物館だそうだ。近くのオンタリオ州議事堂と、クイーン公園を見学した。
トロント市泊 走行距離:0km 天気:曇り トップ画像:オンタリオ州議事堂
