この日は晴れの予報だ。朝7時に起きて、朝食開始時間の8時にレストランに向かったが、開いていない。どうも聞き間違いの様だった。

お金の支払いは昨日済ませ、出て行く時に鍵は部屋に残してとも言っていたので、ホテル受付開始は遅くなり、会えないという事だったのだろう。8時33分に出発した。さっそく地図と道路が合わない。通りがかりの人に尋ねると、ここはアレの街ではなく、1つ手前のクラウエイという町であることが判った。前日に街に向かったサイクリングロードを出て、少し行くと、次の街に向かうサイクリングロードを発見した(4km)。
この日も10km毎の写真撮影を行う予定なので、昨日のサイクリングロード終了地点から考えると、4.2km地点が最初の撮影ポイントであることが判った。サイクリングロードは誰も来ない。ミスコースの補正を考えながら、走行メータを見て走っていたら、対向自転車とぶつかりそうになった。うっかりと日本の感覚で左側車線を走っていて、相手のロードバイクとあわや衝突する所だった。ロードバイクは急にはペダルから足を外せず、転倒して大けがをする危険性が大きい。無事に済んだが、あわてていたために、ただひたすら日本語で平謝りした。なんとなく、気持ちは通じたようで、そのままお別れとなった。

この日も暑く、すぐにウインドブレーカを脱いだ。ビガノの町に到着した(29km 11:08)。湾の東南の角地にある町で、ここから31km西のアルカシオン市に向かう。だいぶ遠回りになった。ここまではサイクリングロードに従って進めば良いので、とても判り易かったが、その後は判りにくくなり、ついにはサイクリングロードが消えてしまった(33km 11:30)。800m先にサイクリングロードを見つけて入ったが、全然違う方向に進んでしまったようだ。2km位走って、またサイクリングロードが無くなった。前に進むと、D216号線に出た(43km 12:24)ので、その道を海の方に向かった。

サンギネという町に入り、昼食をとった(60km 13:33)。案内所で地図をもらい、この先のサイクリングロードマップ(2ユーロ)を購入した。とても懇切丁寧な地図だ。どういう訳かバイヨンヌの市内に入る前で、この地図の記載が消えている。記載も必要ない位に判り易いのだろうか。この町の湖岸を走るが、すぐにサイクリングロードは消えて、652号線を走る(62km 14:29)。暫く行くと、またサイクリングロードが有る筈なので、そちらの方向に向かい、サイクリングロードに入った(67km 14:53)。

ビスカルロスの市内に入る(75km 15:29)。次の町のパレンティ・ザン・ボーンという町に入った所で、雨になった。教会の方に向かい、たくさんの店の並ぶ道で、ちょうど店主のような人が出てきたので、ホテルを聞いてみると、目の前にあった。空部屋もあり、無事にチェックインできた(86km 16:31)。

近くの案内所でスタンプをもらってきた。フランス最後の州の、アキテーヌ州地図が無くて、不自由していたので、近くの店に買いに行った。親切なおばさんで、ボルドー州地図を欲しいと言ったら、そういう州は無い、アキテーヌ州というのだと教えてくれた。どおりで今まで地図を探し出せなかった筈だ。残念ながら、州地図は無くて、サイクリングルート上の詳細地図3枚の内、2枚が有ったので、それを購入した。道に迷って、全然違う方向に行ってしまっても、これで本来の方向に軌道修正することは可能だ。残り1枚は、これが欲しいと言って店員に示せるように、必要な地図の名前とメッセージをフランス語で書いてくれた。最後にオーバー(さよなら)と言ったら、それは「こういうのよ」と言って10回ぐらい私の発音を治してくれた。
夕方、ホテルの夕食メニューが判らないので、電子辞書を片手に調べた。ここのお兄さんは忙しくて、私の相手をしている暇はない。郷土料理がおいしそうだったので、それを頼んだ。最初はムール貝の酢漬にリンゴや卵の入ったサラダ、次は鴨肉とポテト、最後は手作りパイで、いずれもおいしかった。この日もボルドーワインを飲んだ。夕食後に、このところ走るのが忙しくて、暫くパソコンを開いていなかったので、自宅にメイルした。
この日は楽しみにしていた大砂丘を、道を間違ったおかげで、見る事が出来なかったのが残念だ。ヨーロッパで最大の砂丘だそうだ。
パレンティ・ザン・ボーン町泊 走行距離:86km 天気:晴れ、夕方雨 トップ画像:クラウエイ町のサイクリングロード
この日に通過した街: Claouey, Lège-Cap-Ferret, Arès, Andernos-les-Bains, Audenge, Biganos, Le Teich, Sanguinet, Biscarrosse, Parentis-en-Born
