この日は東北東に69kmのBlayneyキャンプ場を目指す。翌日が38kmと中途半端な距離となるが、この山道107kmは走れないので、やむを得ない。

朝5時10分に起床して、7時に出発した。近くで朝食をとる(0km 7:25)。町の牧場でラクダを見た(4km 7:46)。これまでラクダの危険標識は何度か見た事はあるが、本物にお目にかかるのは初めてだ。一緒にエミューかダチョウもいた。この日はとても長い普通の坂が特徴的だ。疲れた頃の最後に6%級の坂が続くことも多い。下りは上りに比べて距離が短い事が多かった。全部で13個の坂があった。この日も暑かった。

前方をサイクリストが走っている。同じようなペースだ。43km地点の坂の上の休憩所で、彼が休んでいた。下を向いて漕ぎ続け、気付かずに通り過ぎようとしたら、声がかかった。彼はPerthを12月6日に出発したそうだ。

本日は107km走るそうだ。私はそんなに走れないので、一つ手前の町で宿をとると言ったが、そこまで一緒に走ろうとの誘いがあり、誘いにのった。彼は後ろにリアカーを付けて、荷物をそこに積んでいる。この山道を107kmも良く走るねと言ったら、平地なら200kmは走ったことがあるという。きっとナラボー平原の無人地帯の事だろうとピンときた。とんでもない人と一緒になった。若くて元気だ。下りになるととても速い。怖くてかなり強くブレーキをかけながら降りる坂を、ブレーキもかけずに、どんどん行ってしまった。

そう言えば途中のCorcoarの町で休憩しようと思っていたのだが、彼は先に行ってしまったようなので、休む訳にはいかない。町を出ると、またすごい上り坂になった。結局Blayneyの町まで、彼に追いつけなかった。最後の坂の下り途中に、町の入口があり、そこのキャンプ場があった。彼を追いかけて、町の中央商店街まで行ったが、彼を見つけることはできなかった(70km 14:04)。

生憎の週末で、商店街はどの店も閉店だった。どこかで休憩しているかと思ったが、期待はずれだった。60km付近から遠くでの雷音がきこえたので、先を急いだのだろう。キャンプ場に到着した(74km 14:30)。坂道を他人のペースに合わせて走ろうとすると、とても疲れる。特にペースのギャップが大きい2人では顕著に表れる。坂道ではマイペースを維持するべきだった。この日の路肩は60cmと105cmがメインだった。

汗いっぱいでキャンプ場受付に入ったら、女将さん相手に手続き中に、ご主人が冷たいペットボトルを持ってきてくれた。Cowraから来たけど、とても厳しい坂が多くて大変だったと言ったら、御夫婦から同時に、こんな坂で驚いていたらダメだよ。シドニー前にはもっともっとすごい急坂があるんだからと、言われてしまった。やはりそうかと、あらためて現実を認識させられた。
雨雲が少なくなったので町に出て、教えていただいた町で唯一営業しているスーパーとレストランに行き、昼食と買い物をした。スーパーを出ると真っ黒な雨雲に覆われていて、帰途を急いだ。キャンプ場手前で、降り始めたがぎりぎりセーフだった(80km 16:50)。テントに入ると大粒の雨が激しく降った。風も強い。
テント中央から雨漏りがし始めた。壊れ始めたようだ。このテントは天井がメッシュ状の網戸になっている。そこからテント内の暖かい空気が逃げて、夜露を防ぐ構造になっているので、良い点でもあるのだが、そこに掛けてあるフライシートの天井に、穴が開くと雨漏りがする。どうも、そのフライシートの縫い目が弱くなって、小さな穴があいてきたようだ。テントの説明書を見て驚いた。テントは強風時には壊れるので、そのような日には使わないで下さいと明記されていた。この日は雨雫のしたたる所にタオルを置いて対処し、翌日ゴム糊で穴を塞いだ。
標高は、信用できるか数字か判らないが、GPSが886mを示した。GPSデータロガーで標高を測る場合、計測に時間がかかる。計測を始めると、高度が少しずつ上がっていくが、表示データの上昇が止まらず、ひどい時には10分位して、やっと表示データが安定して、そのデータを読み取っている。
Blayney町泊 走行距離:80km 天気:晴れのち雷雨 トップ画像:Blayney市街地
この日に通過した街: Cowra, Lyndhurst, Mandurama, Carcoar, Blayney
